本作では世界トップクラスのマジシャン達の助けを借りることで、ほとんど特殊効果に頼らず、実際に俳優たちが行ったマジックを撮影している。「マジックを見せる時は、観客がまるでそこで実際に体験しているような気持ちにならなければいけない。マジックの撮影は簡単にはいかない。CGを使えば恐竜を甦らせたり、地球に宇宙人を着陸させたり何だって出来る。けれどなるべく、実際のマジックを見せようと決めて俳優たちを特訓したんだ。観客に嘘がないってことを知った上で見てもらう事が重要なんだ。実際にスクリーン上でマジックをやっていて、過剰な編集していない。その面白さは映画の後半に盛り込んである。トリックの全貌を見せるんだよ」とチュウ監督は話す。監督は前作より、スケールが大きく派手なマジックをやることに決めていた。そのためには俳優たちへの要求が大きくなる。俳優たちは撮影に入る数週間前に、プロのマジシャンから、話し方・動き・機敏さ・ものを消滅させる等のマジックトレーニングを受ける合宿に参加する事になった。マーク・ラファロは、口から炎を吹くマジックさえも習得した。